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探偵業界に大手など存在しない
更新日:2022年4月15日
度々書いている事で重複するかも知れませんが、最近でも〝大手〟と言われるところにご浮気調査のご相談をされたお客様が、結局のところ当事務所に来られて調査の依頼をされる方が大変多いです。

そのお客様も、今では〝大手〟と言われる探偵社を、〝自称大手〟と言ってるくらいです。
そもそも、〝大手〟とは何でしょう?わかりやすい例で言えば、いつも書いているように家電製品などのメーカーをイメージすれば良いと思います。Panasonic、SONYなど、言わずと知れた世界各国、万国共通の大手ですね。その知名度の根源は、製品の良さ、安全性、使いやすさ、そして企業の信頼性です。
探偵の〝製品の良さ〟とは、〝調査力〟という事になります。これは個々の能力になりますから、〝形〟はありません。しかし、常に書いているように、特に東京に限って言えば、調査員の技術そのものに大差はありません。言い換えれば、東京の探偵の技術は優秀であると言っても過言ではないという事です。なぜなら、東京は日本で一番探偵人口の多い都市です。当然、みんなしのぎを削って商売をしていますから、基本的に技術の程度が低い探偵は淘汰されていきます。
〝安全性〟を探偵業界に言い換えれば、少し意味合いが異なるかと思いますが、〝料金〟という事になります。なぜなら、この業界で最もお客様を悩ませるのが、この〝料金〟だからです。
最近のお客様は、Googleやその他の検索エンジンでネット検索して探偵を探す事が殆どです。検索すると、「業界最大手」、「低価格」、「成功報酬」、「失敗したら0円」など、〝如何にも料金がかからない〟といった料金合戦的広告が多い事に気が付きます。
この広告宣伝費文句に惹かれて、実際にお客様が相談に行ってみると、〝相談員〟とか〝カウンセラー〟なる人が応対し、お客様のお話を聞くのですが、大抵は「いま調査しないと駄目です。」とか、「いま調査すれば、すぐに結果は出せます」などと言って、まずは契約を勧めます。
そして、肝心の料金の話になると、お客様は「あれ?」と違和感を感じるのです。ホームページを見た時の印象と、かなり料金がかけ離れているからです。何でかけ離れているのか?と思っていると、その相談員という人物から「調査員は3(4)名が必要である」とか、「難易度が高い」などと説明を受けるわけです。
大抵のお客様は、何しろ探偵に依頼するのは初めてですから、「そういうものか…。やっぱり探偵は高いんだな…」と鵜呑みにしてしまう。こうして契約をし、2〜3日の調査を実施したけれど結果は出ない…。これも当然で、二つの理由が考えられ、ひとつは浮気調査など人物の行動を確認する調査は、相手がある事ですから、想像していたように動いてくれる保証はないからです。もうひとつの理由は、調査プランがしっかりと練られておらず、闇雲に〝尾行〟をしたりして、無駄な日や時間をかけているからです。
こうして、当然の事ながら調査日数の延長になります。ところが、ここまでに既に数十万円…酷いところになると、200万円、300万円もかかってますから、これはもう、お客様も予算が尽きます。これで調査続行が不可能になり、「探偵に依頼したけど結果が出なかった」という事になるわけです。
こういったお客様や、見積り段階で料金的に探偵を断ったお客様が当事務所に来られると、〝大手〟と自称する探偵事務所の見積もり金額の10分の1程度、あるいはそれ以下で結果が出るというのが殆どです。
この業界では、〝安全性〟=〝適正〟という事になります。
〝使いやすさ〟という部分で言うと、当然、低価格で結果が出せますから、「また何かあった時に利用するかも」という事になりますね。
一番の問題は、〝相談員〟や)カウンセラー〟なる人物らが、本当に調査というものを知っているのか?という点です。ご相談に来られるお客様は精神疾患患者ではありませんし、探偵もまた医師ではありません。相談員に必要なのは、お客様が今置かれている現状や、お客様が今後どうされたいのか?を正確に理解し、そのために何をどう行えば良いのか?というプランを立てる事ができる人です。
これが出来るのは、現場での経験が豊富な現場の調査員しかありません。もちろん、営業職であったとしても、現場の調査員と常に連携して〝調査現場〟というものを理解している事が大前提となります。
〝大手〟と言われる探偵社に行かれたお客様からお話を伺うと、どうもその相談員というのは現場を知らないか、知っていてもあえてお客様から大金を取ろうとしているとしか思えず、〝結果〟よりも〝売上〟を最優先ひているように思えてなりません。
こう言うと、当事務所は〝安くて儲かっていない慈善事業〟と思われるかも知れませんが、そうではありません。実際に調査が終わってみると、単価的には決して損はしておりません。要は無駄な日数や時間をかけないで結果を出すためのプラン立てや、綿密なお客様との打合せで、短期で結果を出すために結果として全体的な費用が少額で抑えられているというのが実態です。
こういう事を、東京の探偵であれば出来る能力が皆んなあるはずなのです。それでも、一人のお客様から大金を取ろうとするのは、多額の広告宣伝費をかけたり、ふだん依頼が少ないから、来たお客様から多く取ろうとするわけです。
だから、高額な探偵事務所は多額の広告宣伝費をかけているか、あるいは依頼が,少ない…つまりは能力がない探偵事務所の可能性も考えられるのです。
また、〝大手〟と言われる探偵事務所に、どれだけの調査員がいるのか?という事ですが、小さな個人事務所でも実は大した変わりはありません。〝大手〟にいるのは、前述した相談員やカウンセラーなる人たちばかりです。こうやって依頼を取って、調査は外注に出す、というカラクリが多いというのが真実と言ってよいでしょう。
広告宣伝に惑わされず、小さな個人事務所でも、ご相談に行かれると親切で優秀な探偵は東京にはたくさんいます。すぐに契約をさせようとしたり、絶対に調査は必要だと強調するような探偵社は避けた方が良いでしょう。
とにかく、探偵業界に〝大手〟など存在しない事を知る事が大切です。ましてや、自らうちは大手何本のうちの一社です」などと、〝自分のところは大手です〟という探偵社は避けるべきです。